ロックフェラー財団がグローバル ビジネスネットワークと協同で2010年に発行した「技術の未来と国際社会の発展のシナリオ」という冊子18 ページには以下のことが書かれています。
「上から下に向けた(つまりヒエラルキー的な)政府のコントロールが更に強まった、権威的な指導を基盤とする世界、制限された革新(イノ ベーション)と一層高まる市民の対抗 、、、略、、、そのウイルスが世界中に蔓延し、世界人口約 20 パーセントがそれに感染し、たった 7 カ 月で 800 万人の死者を出したとき、大災害に対して最良の準備をしてきた国家ですらもの凄いスピードで圧倒された。その大災害は経済にも致 命的な打撃を与えた。人と物資を運ぶ国際的な流通はストップし、産業とツーリズムは大打撃を受け、国際的な流通のチェーンは一旦停止し た。それどころか常に好調なビジネスを展開する地元の商店やオフィスも労働者と客が全くいない状態で何カ月もストップしてしまった。」
面白いのは続く文章で中国の監視国家体制が称賛され、世界の在り方が劇的に変わることを賛美する文章
「中国を代表するいくつかの国はより良い結果をだした。中国政府による早急に実施された強制的外出禁止令と国境の遮断により何百万人もの 命が救われ、ウイルスの更なる感染も他の国より一段と早い段階で阻止することができたため、最速で大災害から回復することができたのだっ た」
「中国政府に限らず世界中の政府は次々と、市民の安全を守ることを目的として大々的な対策を実施した。大災害の最中には国家と政府の重役 たちが世界レベルでその権威を拡大していき、厳しい規則と方針が打ち出された。例えばマスク着用の義務化や、人々が集まる場所、スーパー などの立ち入りには体温を測定することなどを義務化する。大災害が終息した後も、市民の活動を監視する権威の強いコントロールは無くなら ないどころか更に強化された。グローバルな問題を解決する、疫病に対処する、国境を越えたテロリズム、環境保護や拡大する貧困などを解決 することが名目だった。こうして国際的指導者がついに世界の権威と権限を手にしたのだ。」