徒然草の第168段に、 「年老いたる人の、一事すぐれたる才のありて、『この人の後には、誰にか問はん』など言はるるは、老の方人にて、生けるも徒らならず。さはあれど、それも廃れたる所のなきは、一生、この事にて暮れにけりと、拙く見ゆ。『今は忘れにけり』と言ひてあ りなん。」 とある顰に倣い、無為の日々を過ごし終えることもまた一興とも感じられます。ただ、この徒然草には、他段(第238段)に兼好法師の七つの自慢話がありますので、 今昔を問わず、老人の昔話、自慢話、説教の蔓延ること已む無しとも言えるのでしょ う。
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3/08/2022
悪魔の選択 The Devil's Alternative
フレデリック・フォーサイス「悪魔の選択 The Devil's Alternative」が面白い。旧ソ連の穀物危機と民族独立を願うウクライナの革命家たち(KGB議長暗殺を企む)の活躍を描く冷戦時代の傑作、国際謀略小説だが、今日のウクライナ情勢を彷彿とさせる歴史的背景が見えてくる。当時の鉄のカーテン越しにロシアとウクライナ(の反ロシア感情)を分析した小説家の眼力は恐ろしい。さすがフォーサイスだと納得できる。「ジャッカルの日」を超える一冊だと評価できる。▶https://amzn.to/3pLHQVi Amazon 35,000円(2022.3.8)▶Kindle版1270円
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