4/25/2009

過去のブログを整理

2004年に複数のブログサイトを試したが、結果的に自分のドメインでWordpressやMovable Typeを使ってブログを書くようになった。手軽にブログを開設できるようになったため、新しいサービスがあるとすぐブログを開設して試してしまう。結果としてどれが自分のブログなのか分からなくなってしまう。困った性分だ。

Blogspotだけでも累積10件以上のブログサイトを作った。Googleが買収したとき、日本語が使えるようになったとき、Gmailアカウントに統合されたとき、メールで投稿できるようになったとき、ひとつのアカウントで複数のブログを開設できるようになったとき、YouTube動画を貼り付けられるようになったとき、自分のドメインで公開できるようになったとき、Friendconnectと連携できるようになったとき・・・そのたびに機能を試した。

そうしたブログを整理し、現在まで生きながらえてきたブログがSomething's Gotta Giveだ。Blogspotを使い出した当初は「倭」だったが、途中で放置したのでその存在を忘れてしまった。2006年に新規に開設し、名前も変えた。Google買収後のBloggerで最初に書いた記事が、It's great to have my own blog siteである。日付が2004年8月8日になっている。当時は日本語が使えなかったか、文字化けしたと記憶している。MySpaceも文字化けで使えなかったものだ。

2004年以前にもAngelFire, GeoCities, Yahoo!, MSNなどでホームページ(その後ブログ)を試しに開設したが、M&Aの影響でサイトがリニューアルされたり閉鎖されたりで消えていった。

企業の勝手な行動の結果、自分が書いたコンテンツが消滅していくのが嫌になったので、自分のドメインで自分の使いやすいブログソフトを使ってブログを開設し、自分の判断でバックアップも取れるようにした。自分の日記帳には、自分の生活、考え方、知った情報などが蓄積されていく。それが第三者の都合で消滅していくのは納得できない。

そんな事情もあって、第三者のブログサイトで継続してブログを書くのがためらわれたということだ。それでも、このBloggerはいわば「ブログの老舗」で、Google買収後ずいぶんと機能が強化され、使い勝手も洗練されてきた。数あるブログサイトで、一番にお勧めするのがBloggerだ。


前回に書いたのが一年以上前だ。移動が多くパソコンが使えないときでも、携帯から手軽に思ったことを投稿できないか?携帯からも見れるブログサイトのメインを何にするか?と考えていて思い出したのが、Bloggerだった。自営ブログはMovable TypeとWordpress、それにCMSのDrupalやJoomla!も使っているが、いずれもパソコンからのアクセスがメインである。携帯からアクセスして閲覧するのに向いていない。もちろんCSSを変えれば携帯用ブログにできるのだが、できればパソコンと携帯の両用にしたい。

これができるブログソフトは見当たらない。継続検討課題だが、携帯からの投稿だけならBloggerで十分である。自営SNSでも形態メール投稿ができるのだが、ブログソフトのような自由度がない。どれもこれも帯に短したすきに長しということだ。

シンプルで上品で軽快なブログとして、このSomething's Gotta Giveで採用したスタイルが気に入っている。ほかの自営ブログでは、Web制作、PHP、Javascriptなどのテストも兼ねているのでごてごてと飾りが多くなり、重くなっている。本来の日記ブログに回帰しようと思っているが・・・。

ここは非公開のブログだ。誰にも気兼ねすることなく、自分勝手に日記を書く感覚で書けるからいい。ただ、そうしたブログサイトが増えてしまって収拾がつかなくなった。何をどこに書いたかを忘れてしまうのである。ほかの自営サイトでも同じようなことを書いて堂々巡りをしている。

自営サイトでは、マルウェア監視の負荷が増大している。ブログのインフラと運用、そしてブロッガーとしての利用、一人三役をこなすのに疲れてきたという事情もある。評価し、使っているオープンソースの数が増えすぎた。脆弱性の警戒に要する労力が増えてきた。ウィルスが侵入したり、攻撃されることも何度かあると個人でリスク対処するのが困難になってくる。

新しいソフトを動かす楽しみは楽しみとして、それとは別に日々思うことを書くサイトは集約しないと混乱するばかりだ。悔しいが、昔ほどの知的キャパシティがなくなっているのを実感する。