Kary Banks Mullis
1944年12月28日 - 2019年8月7日
アメリカ合衆国の生化学者。ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) 法の開発で知られ、その功績により、1993年にノーベル化学賞を受賞した。
- キャリー・マリス - Wikipedia
- Kary Mullis Personal webpage
- Anthony Liversidge, "Kary Mullis, the great gene machine" 1992
- マリス博士の奇想天外な人生 (ハヤカワ文庫 NF)
キャリー・マリス (著) 福岡 伸一 (訳)
- 新型コロナウイルス その32 マリス博士の遺言、2020.8.25. 氷川台内科クリニック 院長 櫻田 二友
- PCR検査について - ever changing, 2021/01/27
- Enhancing immunity in viral infections, with special emphasis on COVID-19: A review, 2020 Apr 16 免疫力を高める栄養素
-
特集:新型コロナウイルス感染症「COVID-19」
、AFP BB News
-
PCR検査「金字塔」論文に多くの欠陥 遺伝学者ら22氏が撤回を要求 2020年12月8日
Surveill 2020; 25:2000045
マリス博士の警告
PCR検査は犯罪捜査や出生前遺伝子診断などにも使われている。しかし、マリス博士は講演で繰り返し、PCR検査を感染症の診断に使ってはならないと警告し、使い方によっては誰でも犯人にすることができると述べている。
新型コロナウイルス感染症の犯人捜しをPCR検査で行っている。偶然か必然かわからないが、今回のコロナ騒動が起こる直前にマリス博士は亡くなった。
マリス博士が生きていたら、今回のコロナ騒動はなかったと思われる……と櫻田院長は書いている。
PCR陽性の判定
動物実験で感染に必要なウィルスの数は10,000個で、ウィルスが細胞の中に入り込み増殖すると風邪に似た症状が出る。これが「感染」である。ウィルスが鼻や口、喉に数千個いても感染するかどうかには個人差(免疫力の高低差)がある。
PCR検査で複製プロセスを40回(CTまたはサイクルという)繰り返して、新型ウィルスが持つとされる遺伝子配列の一部(ゲノム)と一致するゲノムが10個以上見つかれば、「陽性」となる。感染ではないが、政府・マスコミは陽性者を感染者といっている。
PCR検査とは
ウィルスの遺伝子の配列を可視化するために、指数関数的に数百万倍から数億倍に増殖させる(複製する)技術がPCR法で、増殖の回数がCT(サイクル)といわれる。n回繰り返すと2のn乗倍に増える。
2,4,8,16,32,64,128…と増えていく。10回繰り返す(サイクルCT=10)と1024倍、20回で約100万倍、30回で約10億倍となる。40回で1兆倍!
10サイクルで同じゲノムが、1000万個以上見つかると「陽性」と判断される。20サイクルで10万個、30サイクルで1000個、40サイクルになるとわずか10個で「陽性」になる。
つまり恣意的に陽性者数を増やすことができる。WHOの指針は30-35サイクルに対し、日本では40-45サイクルだった!
PCR判定と新型コロナの相関
PCR検査で陽性になっても、新型コロナウィルスだという証拠にはならない。
- 新型コロナのゲノムだという証明がされていない。唯一の論文では「可能性がある」といっているだけだ。論文を提出した武漢研究所は閉鎖され、真実は葬られた。
- 採取した粘液のなかには、数千種類のウィルスがいる。感染力がないものや死んだものも混在している。それらを適切にスクリーニング(分別)出来ているという確証がない。
- 新型コロナ遺伝子の一部分と同じゲノム配列を持つ他のウィルスである可能性がある。その場合も含めて「陽性」となる。つまり、陽性者数が水増しされている。
- 陽性者と判定された人たちが持っていた新型コロナ(と見なされた)の数の平均は、たった8個だったという。聞いて呆れる少なさだ。付着しているだけで陽性者=感染者の烙印が押される。水増しする意図があるのではないかと疑う。
- ネットで買える簡易検査キットでは、インフルエンザ、マイコプラズマ、アデノウイルス、RSウイルス、クラミジア等に反応する可能性があると警告している。
諸外国の感染状況
AFP BB Newsの特集ページで、最新データが毎日更新されている。
感染者数はアメリカが一番多く、人口当たりでは日本の20倍も多い。死亡率(死亡者数÷感染者数)は、世界で2%、日本では1.7%(21/05/07現在)