若かりし頃、頻繁に山行きするようになったのは就職して数年後のことだと思う。その頃に買った登山靴である。3000m級の山々を縦走するために、経済的余裕もでてきたので、神田の登山靴専門店に特注したオーダーメイド品である。
写真は退職後に断捨離を試みたときに、靴箱から取り出して撮影した。家庭を持って以後、本格的な登山をしていないので、靴箱の奥に30年以上も眠っていた。そこには、山々と登山に纏わる人々との思い出がいっぱい詰まっている。
他にも、キスリング、テント、ラジウス、コッヘル、ピッケル、アイゼンなど数々の登山装備品が押入れに詰まっている。それらは昔日の人生そのものとも言える品々で、断捨離できなかった。
〔参考資料〕