3/25/2021

GPS搭載スマホの進歩(下書き中)

昨日、十年ぶりに友人たちと山歩きをした。登山と言ってもいいかもしれない。なぜならお尻の筋肉をしっかり使ったからだ。お尻が証明してくれる(笑)二月から頻繁に出かけた歩き旅とは一味違う楽しい山歩きだった。

同行者の一人が経験豊富な山男だと知った。彼とは顔見知りではあるが、個人的なつきあいはなかった。今回の山行きが初めてだが、山男同士として関心事が似ている。私は旅の記録をメモする習性があり、歩いた軌跡(tracking data)のリアルタイムログを記録するツールとしてGarmin GpsMap62scを使っている。

GPSやトラッキングに関心がある日本の友だちは少ない。彼はヤマレコやYAMAPを知っており、「トラッキングはiPhoneで十分。みちびきがあれば精度も十分」と言っていた。商用の山地図・ルートガイドを自分で書いているのだから当然の知識だ。彼の指摘に触発されてGPS関連について再学習(iPhoneを買ったことがないのでそのGPS機能を全く知らない)を始めた。

昔Garminを買う前にアレコレ勉強し、アレコレ製品を比較検討した。この頃(2012年末)はまだ使い物になるGPS搭載スマホがほとんどなかった。みちびきも1号機が2年前に打ち上げられたばかりだった。Garmin上位機種はみちびきをサポートしようとしていた記憶があるだけで、当時はそれが必要かどうかも知らなかった。


一般にGPSという言葉は、位置情報の代名詞として使われているが、衛星測位システム(衛星からの電波によって位置情報を計算するシステム GNSS)の話の中ではアメリカの衛星測位システムのことをいう。世界には以下のシステムがある。
  • アメリカ GPS 1978年に1号機打ち上げ。2018年第三世代の打ち上げ開始。測位信号精度の誤差は5∼10m程度。
  • ロシア GLONNAS 1982年~1996年に24機打ち上げ。2007年に民間用即位信号を開放(無償提供)2020年現在31機(内24機運用)誤差10~25m
  • 欧州 Galileo EUによる全地球航法衛星システム。2005年打ち上げ、2019年5月31機打ち上げ、うち24機運用中。EU以外に8か国が参加。
  • 中国 北斗BeiDou 2020年6月55機目の打ち上げ成功、正式サービス宣言。iPhone12 北斗チップ搭載
  • 日本 みちびき(日本版GPS)  2010年1号機打ち上げ。2017年から3機追加、2018年11月4機体制で運用開始。2023年に7機体制での運用開始予定。
〔参考サイト〕