6/10/2021

ダマスカスの女詐欺師たち

ここ数日、ネット詐欺事情に興味が湧いて調べた。実際に詐欺師らしきfacebook友だち(女)とも話した。話したというのはMessenger(先月再インストール)でチャットしたという意味である。先週末から七人と話した。うち三人がダマスカス出身または在住で、医者二人に軍人(女性)一人だ。統計学的には意味がないだろうが、単なる偶然とも思えない。

一人(NYの整形外科医)は、チャットを始めるやメルアドを教えてくれという。断ると、私をfacebook友だちに追加した理由を教えるから xxxx@gmail.com に連絡くれという。そんなことでMessengerからemailに切り替える必要性はない。

もう一人は、U.S Marine Corpに勤めており、今はダマスカスに派遣されているという。いつ死ぬかわからない。サリナス(米国カリフォルニア)のサフロン農場と日本での共同事業について話したいからGoogle HangoutまたはLINEに参加して欲しいという。ご丁寧にインストールのurlまで教えてくれた。

三人目は、自称Medical Doctorといっていたが、ダマスカスの薬学部出身(詐称)と書いてあったので薬剤師ではないかと聞くと認めた。子供の頃から日本は夢の国だと言っていたのに日本のことを聞かずに、身の上話を始めた。「詐欺師たちと話をしていると。あなたは嘘をつかないと願う。」と牽制すると、連絡が途絶えた。数日後、「幼友達がISに殺された」という。APやReutersは、シリア北西部(アサド地盤地区)で戦闘があったとは報じていない。幼友達はIdlib(彼女の大卒後の住所)出身かと聞くとそうだという。彼女はダマスカス生まれ育ちなのに、友だちはちがう。つまり幼友達ではない。嘘ばかりである。話すのが馬鹿らしくなって来たので、夕食だといって打ち切った。