10/27/2021

日本列島の人類文化の起源

🎦日本人の起源とDNA〜小名木善行

学校では教えない先史
朝鮮半島に人類がいた痕跡は12000年前の遺跡(50ヶ所)から分かるが、それ以降7000年前までは空白である。日本列島では、4万年前の新石器時代から1万6500万年前の縄文時代〜5000年前の弥生時代まで連続して人類が暮らしてきたことを示す遺跡がある。つまり、縄文時代は朝鮮半島から影響を受けた痕跡は発見されておらず、日本列島独自の文化が育まれた。

一方、中国大陸では、学校で習った北京原人(70万年前)と黄河文明(紀元前7000年)が記憶に残る。1978年の河姆渡遺跡(かぼといせき、紀元前6000年頃)などの発掘調査から、黄河流域とは別の長江文明(紀元前14000年頃〜前1000年頃)があったことが分かってきた。しかし、長江文明以前の遺跡はなく、70万年前の北京原人は絶滅したとされる。現生人類(アジア人)の祖先という説は、2012年にDNA分析の結果否定された。

日本列島での人類の足跡は12万年前(島根県出雲市多伎町砂原 砂原遺跡、2009発掘調査)に遡る。この時代に属する遺跡は、列島全体で数千か所と推定されている。5〜9万年前の金取遺跡(遠野市)もあり、大陸とは別に人類が暮らしていたと推定される。

核DNA分析から推定された現生人類の歴史は10万年前の一人のアフリカ女性から始まる。では、12万年前の旧石器時代の人々はどこから来たのか?

日本列島にはナウマンゾウが65万年前から1万5000年前までいた。13万年前〜1万年前 氷河期 暖かい地方へ移動。そこが阿児奈波、これが沖縄に変じたのが、江戸時代(平賀源内) 隋書では流求と表記され、後に琉球に変じた。日本語では竜宮と表記した。

🎦東大TV チャネル
佐藤宏之「日本列島の人類文化の起源」ー高校生のための東京大学オープンキャンパス2017 模擬講義

📺日本列島の人類文化の起源
📺DNAを縄文時代まで遡る
📺核DNAから探る日本のルーツ
📺縄文時代の素朴な疑問
📺遥かなる縄文の記憶
📺日本人の遺伝子は縄文人から!?YAP遺伝子と日本人にしか見られないD1b遺伝子

Google Photos 💐bit.ly/3CrBXRO

▶︎核DNA解析による縄文人の出自

日本列島の旧石器時代  12万年前〜

旧石器時代遺跡数 14500遺跡 

※遺跡数が多い場所(とくに関東地方)は開発が進んだから。         

中期旧石器時代後半期
  70, 000-50,000年前
中期/後期旧石器時代移行期:  
  50,000-38, 000年前
後期旧石器時代前半期: 
  38,000~28,000年前 (現生人類文化の開始)
後期旧石器時代後半期:
  28,000-16,000年前
縄文時代草創期:
  16,000-11,700年前
三内丸山遺跡
  5500年前〜4000年前
弥生時代 BC450-AD250

日本旧石器学会2010