10/24/2021

青蓮寺


先月義母が他界した。事情があって介護施設にお世話になっていたが、夏の初めころからは自宅介護になり家族と一緒に過ごすことができた。一人娘に看取られて幸せだったこの世に別れを告げた。享年101歳。

お通夜も告別式もマスク着用で飲食禁止だったが、それ以外はPCR検査が陰性だったため、普通の家族葬で見送ることができた。ある人はPCR検査陽性で隔離されてそのまま家族にも会えずに亡くなり、しかも葬儀もお骨拾いも許されなかった遺族の悲しみを知っていた。それに比べてなんと幸運だったことか。義母の遺徳が偲ばれた。

今日は四十九日の追善法要を鎌倉の青蓮寺(高野山真言宗系)で行った。義母の魂は極楽浄土へ旅立った。浄土真宗では亡くなってすぐに極楽浄土へ行けるとされているため、初七日や四十九日の法要は信仰を深め故人へ感謝の気持ちを伝えるための場とされている。個人との別れの悲しみをいやす日でもある。法要後のお斎(とき)は本堂で茶菓子をいただき、遺族は新型コロナ禍のため仏事用の仕出しで義母を偲んだ。