動脈硬化の程度を「血管年齢」と呼び、CAVI(きゃびぃ)検査装置で知ることができる。動脈の硬さ、狭窄の程度などが分かる。では、動脈硬化はどうして進行するのか?五つの危険因子がある。
1. 高血圧
2. 高脂血症
3. 喫 煙
4. 肥 満
5. 糖尿病
こうした危険因子を多く持つ人ほど、動脈硬化が加速度的に速まることがわかっている。危険因子の中でも「高血圧」「高脂血症」「喫煙」は特に重要で、3大危険因子になっている。
私の場合、過去の生活習慣を思い返してみると、全ての危険因子を持っていたのではないかと推測できる。喫煙者であり肥満者であった。
塩分取りすぎで、甘いものが好きで、トンカツ・天ぷら・うなぎが好きで、運動不足とくれば、高血圧で、中性脂肪が多くて、糖尿の危険もある。確証できないのは過去10年間の健康診断データがないからだ。
自分の血圧さえ知らず、塩分取りすぎも把握していなかった。退院後、減塩食事をすること、朝夕の血圧を測ることを始め、減塩の必要性や血圧のコントロールの重要性を学んだ。味噌汁一杯、そーめん一人前、カレー一杯、夜食にきつねどん兵衛一杯を食べると、一日の塩分摂取量の制限を簡単に超えてしまう。きつねどん兵衛一杯の塩分5.8g、これだけで高血圧予防者の摂取制限6gに迫る。
血管年齢の測定
http://chienoizumi.com/kekkannenrei.html
- 血管年齢の測定には、加速度脈波計・脈波速度検査の2種類がある
- 自宅で血圧計を使って、血管年齢が低いか高いかを計算できる
- 血管年齢は、指標である。頸動脈エコー検査などでしっかり検査する必要がある
■平均血圧=最低血圧+脈圧/3 (要注意90以下)…末端の毛細血管の年齢
■脈圧=最高血圧-最低血圧 (要注意60以下)…大動脈の血管年齢