9/18/2022

軽量モバイル充電器

先の北東北の旅では、旅の候補先、乗り継ぎ経路、安価な宿などを探すために、列車での移動中にもスマホを酷使した。そのためバッテリーの消耗が激しく昼過ぎから残量が気になり落ち着かなかった。ホテルに着く前に電池切れになり、スマホ地図なしには宿の場所がわからず往生した。

いま使っているスマホ一昨年2月に買った。バッテリー容量が前機種の2倍(5000mAh)になったので今年初めまでの2年間は電池切れを心配することがなかった。

しかし2年経つと風評通りにバッテリー劣化が目立つようになった。実測していないので断言はできないが体験的には実感できる。昨年までは歩き旅がおわるころでもまだ50%ほど残っており安心できた。今年頃からは20%を切るようになり、慌ててその夜のホテルを探して予約するハメになったこともある。

先週の旅では毎日のように電池切れが心配で、うち三日は宿に着く前に電池が切れた。釜石では宿の名前も忘れ、幸いまだ開いていた観光案内所に駆け込んで「アルマ マロエ何とかというカタカナの名前のホテルを探しているんですが?」と尋ねる羽目になった。

前機種までは2500mAhしかなかったので常に予備のモバイルバッテリーを持ち歩いていたが、今のスマホを使うようになって半年後には持ち歩く必要性を感じなくなった。

先の風評というのは「バッテリーを二年くらいで劣化させ買い替えるように仕向ける携帯メーカの戦略だ」というものである。この風評を逆手にとって「我が社のバッテリーは劣化しない」と宣伝するメーカもある。いずれも消費者の無知につけ込む商法だ。

予備バッテリーは、軽くて容量が多いものを求めてこれまで少なくとも五つ買ったが、それらもすでに劣化した。メーカの期待(願い、狙い)通りだ。

ともあれ今のスマホでは安心できなくなったので、買い換えるか、新しくバッテリー充電器を買うかを検討中。そのひとつにソーラー充電器がある。自宅には災害時のためのソーラーバッテリーがあるが、ずっしりと重く、旅に携行できる代物ではない。

薄型軽量大容量長寿低価格が理想だが、現実は甘くない。基本的に重さと容量は比例する。要求仕様が満足できても高価格になったり品質が悪かったりする。機能、性能、価格のバランスと顧客満足度の問題だ。

"モバイル 薄型 軽量 ソーラー充電器" を検索するとたくさんの候補が表示された。いつもながらどれを選択するか、比較検討に時間がかかるが、それも楽し!である。

吾輩の最優先は「軽量」であること。旅のお供は軽いことが重要で、100gでも軽い方が良い。スマホのように頻繁に出し入れし、長時間使うものは軽さとバッテリー寿命を第一優先に選ぶ。どちらを優先するかが思案どころ。

一昨年はバッテリー寿命(というよりSIM二枚)を優先し5000mAhのスマホにしたが、重さが200gになりちょっと後悔した。当時、ガラケーを廃棄しスマホ一台にするためにSIMカードを二枚(+microSDXC)挿入できる機種が他になかった。今は選択肢が広がっている。

過去の機種の重さとバッテリー容量を調べた。

スマホの中では、GL07Sが最軽量で、画質も十分だった。ソフトバンクがeMobileを買収し、2017にサポートを打ち切ったため、買い替えざるを得なかった。

話が逸れてしまった。ソーラー充電器の種類がかなり増えた。今欲しいのは歩き旅でスマホのバッテリーが切れた時の緊急充電用である。したがって大容量でなくて良いが、小型軽量で急速充電が可能なものか欲しい。