幕末を描いた時代劇で悪者にされている小栗上野介(1827-1868)は、日本の近代化の父だった。日本初の遣米使節、外国奉行、勘定奉行を務め、横須賀製鐵所、造船所、武器製造工場建設を推進し、商社やフランス語学校を作り、日英同盟も構想した。司馬遼太郎は彼を「明治の父」と呼び、大隈重信も東郷平八郎も絶賛している!現代の歴史教科書には記載がない真実が語られる。なぜ歴史は歪められたのか?小栗忠順のことを私が初めて知ったのは、ぶらり散歩で出会った銅像(横須賀市ヴェルニー公園と自然人文博物館)の説明を読んだ時だった。