昨日、テザリングが可能なスマホを買った。イー・モバイルLTE最新機種。決め手は価格性能の高さ。その軽さ(122g)と大きさ(4.7"、薄さ8.6mm)、デザインが気に入った。
機能・性能は、auのUrbano L01とほぼおなじだが、月額au7280円に対し、emは3880円だ。月データ量が12GBで速度制限(128Kbps)を解除したとき、auは15,155円(2GB当り月2,625円)かかるが、emは12GB以上使っても定額6,505円しかからない。
Urbanoの色とデザインが好きで、LTE連続待ち受け510時間、連続通話20時間という2700mAhのバッテリーが魅力だが、7GBまで月7280円、2GBごとに2,625円の速制限解除料が高すぎる。速度制限の条件・追加料金は、ドコモもソフトバンクも同じだ。
大手三社は携帯電話の販売・サービス会社だが、イー・モバイルは設立当初からデータ通信に強い会社である。私は3年前にWiMAXに切り替える前は、モバイルPCではイー・モバイルのUSBルーターを使っていてemにはなじみがあるのも、emにした理由だ。
三年前にスマホを買ったときは、日本製は遅くて使い物にならなかったので迷うことなくHTCにした。数日調べただけで、店頭に行ってすぐ決めた。しかし、今回はじつにさまざまな機種が販売されており、サービス契約が複雑で、調べれば調べるほど新たな事実が分かってきて、慎重に吟味したため、決めるまでに一ヶ月かかった。
調べた結果を書いたブログも10件を超えた。「うまい話には落とし穴」がある携帯スマホの商法、誤解しやすいスマホ契約、スマホ契約料金の怪、携帯業者との知恵比べなどだ。有楽町駅前ビックカメラ、横浜駅前ヨドバシカメラ、ヤマダ電機横浜本店の店員に何度も聞き、東京・横浜の町の販売店5社に電話で聞いたりして調べた。
各社のスマホ機種を比較し、さらに各社サービス契約条件を比較した結果、価格性能比が他社よりいいEMにした。つぎの課題はどの販売店のどのプランにするか?だった。契約直前になって、たとえばソフトバンクからのMNP乗換えだと、月3880円ではなく月4880円だということが判明したり、こちらの店は15000円のキャッシュバック、あちらは40000円の割引・・・などキャンペーンがいくつかあって迷った。
いずれも2年間束縛される契約なので、2年間で総額いくら支払うのかを購入判断の尺度にした。ソフトバンクMNPは約13万2千円(月4880円)、新規契約ではヤマダEMは9万6千円(月3880円)、東京EMは月割りキャッシュバックで8万1千円(月3880円)、横浜EMは一括割引で9万2千円(月3730円)などだった。いずれも事務手数料などを含んだ金額だ。
結局、初期支払い額0円で、一ヵ月後諸経費3150円、毎月3730円の契約プランにした。長い道のりだったが、たくさん学んだので使った時間と労力は勉強代だと納得できる。