- 22:40 ETV特集 「食べなくても生きられる〜胃ろうの功と罪〜」が放送されている。認知症の患者が自分で食べることができなくなったとき、体に穴を開けて差し込んだ管から水分・栄養を流しこんで生命を維持する。
- 22:44 医者の立場、家族の立場から、意識のない患者に胃ろうを施すことの功罪が論じられている。植物人間になった患者の生命維持装置を外すか外さないかという問題に似ている。
- 22:45 患者が意識のある時に「延命治療はしないように」と言い残していても、「声を出さなくてもいいから生きていて欲しい」と願って延命治療を何年も続けている家族もいる。
- 22:48 「父の意思を尊重し、父らしい最期を看取りたい」と考え、胃ろうを止める家族もいる。続けるか止めるかの線引きはできない。
- 22:52 人は必ず死ぬから、どういう最期を選択するかの問題だ・・・という意見がある一方で、死の問題ではなくいかに生きるかの問題だ・・・という人もいる。医者の立場から、胃ろうをすると答えたのは25%で、「患者の命を守ることが医者の務め」だという考えである。
- 22:56 日本の胃ろう治療は諸外国に比べて非常に多いとのことで、そのため栄養剤の開発も飛躍的に進んでいるといわれる。患者と家族にとって胃ろう手術をするのがいいのか、しないほうがいいのか?ルールがないために悩む医者の姿も見えてくる。
- 23:01 食べなくても生きられる胃ろう・・・それが急速に普及したが、延命に対する考え方が追いついていない現実がある。人はどのように人生を終えるのが望ましいのか?