- 14:05 科学者はシェークスピアを読まなければいけない。文学者は相対性理論を読まなければいけないー免疫学者 多田富雄
- 14:29 「理想の研究は、一言で言えば、寛容で豊かな研究といえるでしょう。競争にとらわれた目先の研究ではなく、長い目で取り組んでください。」 多田富雄
- 14:34 新作能「原爆忌」・・・時をこえてあの世から聞こえてくる叫び 「水をくれよ のう」・・・最後の言葉は被災者の魂の叫び・・・「後の世に語り継ぐべし 過ちは繰り返すまじ 常永久に安らかに・・・」
- 14:39 「足の親指に感覚を覚えたとき、新しいなにかかが生まれる予感がした。リハビリは回復ではなく、新しいなにかを創造することだ。」
- 14:53 言葉は表現し伝える道具だけではなく、考える道具なのだ・・・ということを多田さんは自ら実践して教えてくれた。
- 15:06 「運命を受け入れる力」・・・それが絶望の淵から立ち上がり、前に進む原動力だった。あきらめもある 全部捨てる気持ちもある 捨てるというのは一種の悟りだ。
- 15:08 きっかけは自分の中に芽生えたもの・・・新しい自分を積極的に生きようと思った。
- 15:10 書くことの意味は、「創造すること、研究に匹敵する仕事です。」
- 15:12 夢は、「何かの役に立って、人に感動を与え続けること まだやれるという喜びがある」
- 15:14 「歩き続けて果てに息(や)む」というのが理想だ。果ては見えてきたが、まだ歩く。足でなく頭で・・・。
- 15:24 捨てることで本質が見えてくる。ギリシャ劇で描くような膨大な世界観を、わずか2〜3ページの言葉で書く・・・捨てる力で詩人として能作者として仕事をした人だ。
- 15:27 「そこは新しい赦しの国だった おれが求めていたのはこの土地なのだ おれは新しい言語で 新しい土地のことを語ろう 昔赦せなかったことを 百万遍でも赦そう・・・
- 15:29 未来は過去の映った鏡だ 過去とは未来の記憶に過ぎない そして宇宙とは おれが引き当てた運命なのだ・・・「新しい赦しの国」より