先月、「インテル、第13∼14世代cpuがクラッシュ」というニュースを知って驚いた。幸いというか、私のデスクトップのcpuはI7-7700Tつまり第7世代なので心配はない。古くなったので買い替えの検討を始めたときに「パソコン博士」の動画を知った。
インテル第13-14世代CPUに設計ミスがあった。マイクロコード(ファームウェア)が不要な電圧要求を出すというアルゴリズムの欠陥があり、これが繰り返されることにより配線の銅が劣化していき、その結果cpuクラッシュを引き起こすそうだ。この設計ミスが原因だと公表されるやインテル株は29%下落した。
一か月後、今度は「AMD製CPUに危険な脆弱性が見つかった」という報道があった。その説明は「パソコン博士」の下記動画を参照。AMDの場合は設計ミスではなくセキュリティホール(悪意を持ったハッカーやマルウェアに攻撃される脆弱性)が見つかったといことだが、これも質が悪い。攻撃されたらcpuどころかマスターボードを全部取り替えないと使えなくなる。ただ狙われやすいのは企業サイトで、個人のパソコンではリスクは小さいということだが、安心はできない。
CPUに脆弱性があったり、設計ミスがあるCPUが市場に出回ること自体あってはならない。過去にそんな話を聞いたことがない。それだけ設計が複雑になり、出荷前試験での発見が難しくなったのか、それとも優秀な人材の確保が難しくなった結果なのか、私には分からない。
ところで肝心のパソコンの買い替えだが、欲しいものが私にとっては過剰仕様で高価格になっているので決められない。現パソコンは富士通製で私の要件に合うようにカストマイズ(cpuやメモリサイズなどを選択)して7年前に買った。私の利用形態からはいまでも性能的にも機能的にも問題がない。欲を言えば、内蔵HDDをSSDにしてWindows立ち上げを高速化したいが面倒なのでやっていない。また1TBでは足りなくなったが、2TBの外部SSDをつなぎっぱなしで間に合わせている。
パソコンのハードもOSも今(7年前)のままでいいので、もっと安くして欲しいと願うのは私だけだろうか?売る側としては顧客単価を高くしないと売り上げを維持できなくなっているという事情は分かるのだが。買い替えるたびに高くなるのは癪に障る。OSも余計な機能は要らないから安くして欲しい。Windows10サポート打ち切りを契機にオープンソースのLinux Ubuntuに切り替えようかと検討したという話は先に書いた。