フレデリック・フォーサイス「悪魔の選択
The Devil's Alternative」が面白い。旧ソ連の穀物危機と民族独立を願うウクライナの革命家たち(KGB議長暗殺を企む)の活躍を描く冷戦時代の傑作、国際謀略小説だが、今日のウクライナ情勢を彷彿とさせる歴史的背景が見えてくる。当時の鉄のカーテン越しにロシアとウクライナ(の反ロシア感情)を分析した小説家の眼力は恐ろしい。さすがフォーサイスだと納得できる。「ジャッカルの日」を超える一冊だと評価できる。▶
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